室内まわり
- No.2 巾木 [はばき]
床と壁の見切り材。
主に木製で足や掃除機などが壁にぶつかった際に壁を傷や汚れから保護する役目もある。
- No.3 窓枠 [まどわく]
窓と壁の見切り材。
主に木製のものを取り付ける。
窓枠は設置せず、壁仕上げをそのまま窓側に巻き込んで仕上げる方法もある。
- No.4 石膏ボード [せっこうぼーど]
板状に固めた石膏を紙で挟んだ建材。
安価で燃えにくい材料なので内壁や天井の下地材として広く用いられる。
厚さは9.5~15mmのものが一般的。
石膏自体はあまり硬くないので、物をビス(ネジ)や釘で直接固定するのには向かない。
- No.5 断熱材 [だんねつざい]
住宅では主に床、壁、天井(屋根)に充填する熱を通しにくい材料。
発泡スチロールやグラスウールなど様々な材質のものがあり、基本的に高性能なものほど高価になる。
- No.6 野縁 [のぶち]
天井材を固定する桟木。
幅40mmの角材を303mm間隔で平行に設置する。
- No.7 柱 [はしら]
物を支える構造部分で壁材を固定する下地にもなる。
主に105~120mm角の杉やヒノキなどを使用する。
柱は910mmもしくは1820mm間隔の尺モジュール、もしくは1m間隔のメーターモジュールで設置するのが基本。
- No.8 間柱 [まばしら]
建物を支えるためではなく、壁材を固定する下地用の柱。
柱の中間に455mm間隔で設置する。
- No.9 床合板 [ゆかごうはん]
床材を設置する下地や、床の高さ調整などで使用される合板。
厚さ9~15mm程度のものを用途に合わせて使う。(根太を使用しない剛床工法の場合は厚さ24mm以上)
- No.10 土台 [どだい]
柱の下に設置し柱を支える角材。
ボルトで基礎とも緊結し地震などの際に基礎から建物がずれることを防ぐ。
主に105~120mm角のヒノキなどを使用する。
- No.11 大引 [おおびき]
土台の無い部分に設置し根太や合板を支える角材。
910mm間隔で90~105mm程度の角材を設置する。
- No.12 床束 [ゆかづか]
大引を支える角材。
近年では角材ではなく鋼製束という腐食しない金属製の束を設置する場合が多い。
- No.13 根太 [ねだ]
大引の上に設置する桟木で床仕上げを固定する材料。
根太を使用する床の組み方と「根太組み工法」と呼ぶ。
根太の間隔はフローリングなど洋室の床場合は303mm、畳床では455mm間隔の場合もある。
近年では根太を設置せず、大引の上に直接合板を張り床の下地にする工法もあり「剛床工法」と呼ぶ。
合板は厚さ24mm以上のものを使用する。
2階以上の床ではこの工法を用いると、地震などの際に発生する床のねじれに対する強度を得ることができる。
- No.14 基礎 [きそ]
建物を支える鉄筋コンクリート部分のこと。
基本的に内壁、外壁ともに壁のあるところの下部には基礎の立ち上がり部分がある。